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くらげのクラクラひとりごと

2023.02.03 13:00|★本・雑誌・映像
金曜午後は、そらいろブログ♪

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くらげのくらくらひとりごと

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 コーヒーを飲みながら・・
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太古の記憶が呼び覚まされるからでしょうか。
安全と暖、調理などをもたらし、ヒトと動物を分かった(進化?)要因の一つが
火の使用だといわれています。
コロナ禍もあり、自然の中で人とも距離のとれるキャンプが流行っています。
くらげのキャンプの思い出は記憶のかなたですが、
いまでも焚火を眺めことはとても好きです。

ユーチューブでもあるそうですが、テレビの深夜放送で、
ナレーションもBGMなく、ただただ焚火の映像を流す番組がありました。
しばらくは楽しんでいたのですが、途中で飽きてしまいました。
自分の目線ではなく、カメラの視線だからでしょう。

養護学校義務化の前、一般校で(私的には何といっても正解でした)、
くらげは、何でも一人でできるように、
そのために人の三倍努力するように叱咤激励され、自らも内面化して過ごしました。
とはいえ、実際はできませんから、失敗体験ばかり積み上がった気がします。
さらに努力しても打ち破れない社会の壁があることは、大学卒業時、思い知らされました。

tougei_woman.png

時は過ぎ、サービス提供の参考にと障害者対象の陶芸教室に参加しました。
粘土質の土は思っていた以上に重く、硬く・・・
一定の厚さにするどころか、投げても叩いても押し付けてもびくともしません。
形成も思うに任せず・・・
95パーセント、ボランティアさんが作成しました。
私は材料費を払い、デザインを考え、模様ハンコを押しただけ・・・、
それでも皿となり、カップとなり、今でも時々、使っています。

自ら試行錯誤し、失敗もしながら努力してようやく手に入れられる達成感は
得られないかもしれません。
ただ使えるものになった作品完成の喜び、満足感はありました。

"介助"とともにある暮らし、そのなかでも"自らの思いを実現できる"かもと、
カップに入れたコーヒーを飲みながら、自らを励まします。
どこまでだったら、自らの体験と言えるのだろうとも迷いながら・・

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ほん(本)のちょっとコーナー
 発達界隈通信
 ぼくたちは障害と脳の多様性を生きています
                   横道 誠


発達界隈とは、発達障害者仲間のTwitterなどデジタル空間、
自助グループや当事者研究会などの現実のコミュニティ全体をさしています。
発達障害は生まれつき脳機能の発達に偏りがあり、落ち着かない、不注意などの特性があり
生きづらさを抱えて暮らしています。
この本は40歳の時に発達障害と診断されたというドイツ文学研究者・横道誠氏による
発達障害の方27人のインタビュー集です。
発達障害といってもADHD,ASD,SLDなど障害種別も程度も、年齢その他、人それぞれです。
学校時代から忘れ物が多いなどのたくさんの困りごと、友達と遊べない・・・
アルバイト、仕事での失敗、人間関係の困難さ、二次障害を発症したりなど
リアルな姿が浮かび上がります。
発達障害と診断され、生きづらさの理由が分かったと言う方がいる一方、
障害という言葉に落ち込んだ方もいます。
ただ27人に共通するのは、発達障害の仲間と出会い、語り合っていること。
孤独感から解放されたり、ライフハック(暮らしの工夫など)の情報交換をしています。
発達障害者仲間と交流する中で、自らの障害の理解が初めて進んだと語る方もいます。
ぺテルの家が提唱した当事者研究の手法です。
題名に魅かれて読んだ横道誠氏の"イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記"
コアで深い世界も併せて、ご一読を。

 金曜午後は、そらいろブログ♪
 来週の第2金曜日、13時に更新。
 記者は、オレンジティーさんです。
 お楽しみに♡



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くらげのクラクラひとりごと

2022.12.02 12:00|★本・雑誌・映像
金曜午後は、そらいろブログ♪

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くらげのくらくらひとりごと

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  コミニケーションあれこれ

出勤の日、センターまでの長い道のりでは、様々なドラマが降ってきます。
傘をたたんでいる間にバスに置いて行かれた等、
怒りを通り越して情けなくなることも多々ありますが。
"顔見知りや家族だから気遣うのではなく、
街中で見も知らぬ他人に手を貸す行為はとても貴重"とはある作家の言葉ですが、
シルバーカーといっしょのバス乗車を手伝ってくださる方などには、気持ちまで救われます。

そんな通勤途上のある朝、京阪電車のエレベーター、
出会ったバギーの中の幼児は、人見知り時期を終えた一歳前後らしい。
マスク越し(実質、目だけ)にクラゲが微笑みかけると、なんとかわいい笑顔を返してくれたではありませんか。
それを見たお母さんらしき人もマスク越しに笑み(こちらも確認できるのは目だけ)。
コロナ禍、マスク越しの保育に、子どもの発達が危惧されていますが、
置かれた環境に対応していく子どものしなやかさみたいなものが感じられました。
気をよくして電車に乗り込むと、今度はバギーの中にはもう少し大きい2歳前後の幼児
おとなしく過ごす手元にはiPad、小さな指で画面をスクロール(ちなみにクラゲは苦手)していました。
お母さんは自身の携帯を操作中。
これも同じように子どもの適応力なのでしょうか。

かつて、障害を持つ子どもの言語発達について学んだことがあります。
とりわけ聴覚障害を持つ子どもは、抽象的概念を獲得することの困難さが指摘されていました。
いわゆる9歳の壁と呼ばれ、その壁を超えるには、
幼児期からの自身の身体を通した経験に基づいた言葉の獲得が重要だと実証研究されていました。
山や登山という言葉を絵カードで覚えるのではなく、実際に山に登り、風を感じたり、くたびれたり、
おにぎりをほおばったり、頂上で景色を眺めたり・・そんな経験とともに、
様々な言葉を自分のものにしていくことが、創造性、言語の発達につながるということです。

クラゲの記憶の片隅にあったからでしょう、
見るとはなしに見ていたバラエティ番組にいっきに引き寄せられました。
アイリーン・ペパーバーク博士の鳥類の言語獲得研究のドキュメントでした。
彼女は化学が専門でしたが、当時女性の化学者は認められず、
動物行動学に転向、幼少期インコとの思い出から、
ヨウム(インコ科)、アレックスと名付け、言語を教えました。
物と言葉 1対1対応で正しく言えたら、物を渡すことからはじめましたが、
これではオウム返しから抜け出ません。
そこで、アレックスの前で、研究者と第三者の会話を見せて
学ばせました。
アレックスは、100以上の英単語、約50の物の名前、7つの色、1~8の数字を
理解するようになりました(組み合わせ表現も可 例*赤い5個のボール)。
言葉で要求も伝えます「なでて」「とって」・・
研究者と最期に交わした言葉は「I Love you」でした。

霊長類で、手話やカードを使った言語学習の研究はさかんでしたが、
鳥類は論外扱いで、大学の雇用先も恵まれず、研究費調達にも苦労しました。
ようやく国際霊長類学会で成果を発表する機会を得、認められ、
マスコミにも取り上げられ、アレックス財団を立ち上げました。

人間と鳥とは、身体的にも、物の知覚、認識の仕方も全く異なります。
人間の世界に連れてきて、人間の言語と意味を教え込んだ結果、
人間の考案した課題を5歳児レベルでこなせるようになったということだそうです。
鳥の脳に哺乳類の大脳皮質と同じ記憶や感情を司る領域があり、
霊長類に匹敵するほどの量の神経細胞を持っていることも分かりました。

単純に、アレックスの発する人の言葉に驚きながら、
ことばって、1対1では獲得できない、社会的なものであり、第三者つまり社会の中でこそ獲得できるのだと
改めて、確信を得た思いでした。
今後、研究がさらに進み、鳥類と本当の意味でコミニケションがとれるようになれば、
少しは人間は謙虚になれるのかもしれません・・

ほん(本)のちょっとコーナー
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夜明けのすべて   瀬尾まいこ

小さな会社に勤めている藤沢さんは、月に一度PMS(月経前症候群)で、
イライラが抑えられなくなり、人にあたってしまうこともあります。
その会社に転職してきた新人、山添君は、やる気も全くなさそうで、退勤の時間がくると
まっさきに帰ります。
ある月、PMSの藤沢さんは、山添君が出す炭酸飲料の蓋のブシュという音がきっかけで、
イライラをぶつけてしまいます。
実は山添君は、仕事もプライベイトも順風満帆に送っていたある日突然パニック障害に
なり、茫然自失の期間、退職、病院探し、転職転居、気力もやる気もすっかり失っていたのです。

そんな二人は、友情でも恋愛でもなく、自分の病気は治せなくても
相手を助けることができるのではないかと思いつくのです。
まず藤沢さんが、パニック障害のため、理髪店に行けないだろうと山添君の家に、
突然、百円ショップで散髪セットを買って、ハンディ掃除機まで抱えて、やってきます。
器用だと自認していた藤沢さん、カットした山添君はまるで"こけし"に。
発症以来、はじめて笑ったという山添君!
おせっかいで、迷惑だったけれど・・。
オーバーワークで弟を亡くしたという社長をはじめ、社員たちの理解とあたたかさにも
藤沢さん、山添君以上に、読んでいる方が救われます。

パニック障害、PMS(月経前症候群)についての描写もとても細かく、本人たちの苦悩が
直に伝わってきます。
病気を知る、それ以上に、優しい希望が灯ります。
夜明け前が一番、暗い・・



 金曜午後は、そらいろブログ♪
 来週の第2金曜日、13時に更新。
 お楽しみに♡

くらげのクラクラひとりごと

2022.10.07 12:00|★本・雑誌・映像
金曜午後は、そらいろブログ♪

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くらげのくらくらひとりごと

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  三日月を眺めながら・・

「テレビの色、あんなに鮮やかだったのね、びっくりした、
でも顔のしみやしわもこんなにあったのね もう、がっかり!」と
白内障の手術をした実家の母から電話がありました。

医療技術は日進月歩で進んでいます。
2020年 日本のQDレーザ社が、めがねやコンタクトでは
十分な視力が得られない強度の乱視患者に対し、
「レティッサ」という医療機器を開発しました。
カメラでとらえた様子を微弱なレーザー光線で目の奥の網膜に
投影する装置です。
欧米では、網膜が働かない人のために、光を電気信号に変える半導体センターを
目の中に埋め込み、信号を視神経に伝える装置が実用化されています。
視神経に問題のある人には、脳に電極を埋め込み、
外部カメラからの簡単な電気信号で脳を刺激し、「見える」ようにできないかと
米国で臨床研究が進められています。
イスラエルのオーカム社は、人工知能AIも活用し、視覚情報を音声で伝える技術を開発。
角度の異なる顔写真100名まで記憶でき、目の前を通っただけで、
音声で〇〇さんと知らせてくれます。買い物ではバーコードから商品案内や色等も教えます。
同社の「マイアイ2」は、軽く、メガネフレームに付けられ、日本でも2018年から最上位機種で
約50万円で販売されています。

一方、人間の見ることのあいまいさ、
テレビ番組、チコちゃんによると、走っているタイヤなどが止まったり、反転して見えるのは
脳が1秒間に認識できる映像のコマ4~5枚と限られているからだそうです。  
また、これは以前、ブログでも書きましたが、人は見たいものしか見ません。
本当に必要な情報のみに注意を向ける脳の機能のひとつで、
選択的注意(心理学用語)といいます。
さらに、情報過多の時代と言われますが、
必要な人に、必要な情報が届いているかはなんとも心もとない・・。
フェイクニュースに限らず、関心や属性に沿ったアルゴリズム(計算手順)で
届けられている情報がほとんどですし・・。

身体拡張の技術は今後、目まぐるしく進化し、あいまいな人間の目に
とってかわるかもしれません。
それまでは、
乱視を伴う強度の近視が映し出す何重もの端がぺんぺんとした夜空に浮かぶ三日月
私が見ていると思っていることも
ほんの一部で偏った偽りかもしれないと戒めながら、眺めることにします。

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ほん(本)のちょっとコーナー
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障害をしゃべろう 「コトノネ」が考えた障害と福祉のこと 上・下巻
       里美喜久夫  

障害者の「働く姿」を通じて、
「生きる喜び」を伝えようと発刊された雑誌「コトノネ」
その雑誌に掲載された「ぶっちゃけインタビュー」を書籍化した本です。
荒木祐樹、熊谷晋一朗、東田直樹、向谷地生良ら上巻16名、下巻18名、
今をときめく? 障害当事者、研究者、福祉、医療関係者をほぼ網羅しています。
さらに上巻では新聞社を辞めミニマムな暮らしを始めた稲垣えみ子、
"チョンキンマンションのボスは知っている"の著者・小川さやかなど、
下巻ではさらに、粘菌やダンゴムシ研究者が登場するなど、
障害福祉とどう関係するの?という
興味ある人たちばかりが取り上げられています。
専門書はどうも手が伸びないけれど、障害福祉の"今"、
これはおもしろいぞの世界をのぞいてみたい方に
ぴったりのおすすめインタビュー集です。 


 金曜午後は、そらいろブログ♪
 来週の第2金曜日、13時に更新。
 記者は、けちゃっぷさんです。
 お楽しみに♡

くらげのクラクラひとりごと

2022.08.05 12:00|★本・雑誌・映像
金曜午後は、そらいろブログ♪

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くらげのくらくらひとりごと

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 そして私はワカメちゃんヘアーになった
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その美容室に巡り合ったのは、13年ほど前でしょうか。
最近は、人気の飲食店探しから、婚活、終活まで、ネットでという時代になりました。
いまだにスマホ不所持のクラゲは使いこなせているとはとても言えませんが、
情報を得るに関しては、言語障害もあり会話から情報入手が苦手な故に
(ネットの口コミ評価の信ぴょう性はさておき)、とても助けられています。
自然染料・ヘナ使用、自宅から通いやすい場所の美容室で検索。
手すりはあるものの、狭い階段を上がった2階にあり、
時を経て、杖歩行、シルバーカー歩行になってなお、ヘルパーさんとともに
通いました。

身体を動かさないでと言われるとますます緊張で動いてしまう不随意運動のあるクラゲは
もともと、髪の毛カットが大の苦手です。
中学までは、父親によるホームカット、「前髪を切りすぎた、学校に行けない~」となきわめいた定番の思い出から、
祖母に瞼までかすり切られたり、
高校(地元では進学校)の制服を着ていくと、美容師の対応が全く違い、明日への暗雲が増し、
関西に来てからも某チェーン店の美容室の入り口ですべって転び、
若い男性美容師に笑われへこんだり、と、マイナス経験が重なり、
カットしながら美容師と交わさなければならない会話も苦痛でしかなく、
苦手度は、歯科受診並みに成長しました。

その美容室は電話での対応からして、ここなら!と思いました。
(名前、住所など固有名詞を伝えないといけない初めてかける電話は大変で、
なかなか聞き取ってもらえず、焦るとますます緊張で言葉が出てこなくなります
切られてしまうことも多々あり)
こじんまりとした美容室で、大きく包み込んでくれるような美容師さんが待っていました。

ハワイで学生時代を過ごしたという彼女は、必要な配慮もしながら"違い"を包み込むセンスがあり
よく外国から友人も訪ねてきました。
上の階に住んでいたお父様、お母様もご存命中は美容室に来られ、
常連さんとの会話を楽しんでいました。
ヘルパーさんによれば、知的障害のある利用者さんも上手にカットしてくださるとのこと。
美容室に行くのが楽しみとまではいきませんが、苦痛ではなくなりました。

これぞ"専門職・プロフェッショナル"だと思いました。
転移を繰り返すがん手術から3回、戻ってこられました。
体力が低下し、3回目復帰の時は、椅子に座ってのカットとなりました。
ただ、カットの短時間で決める手際、技術も笑顔も変わりませんでした。

髪の毛も伸び、白髪も目立ち始めました。
そろそろカットに行きたい・・、あの美容室を訪ねたい・・・。
でも肝心の美容師さんはもういません・・。

追記
新しい美容室との出会いはないまま、夏目前。
数か月ぶりに帰省した娘に頼み込み、
私の頭が熱帯雨林になるのはなんとか、免れました。
高校生と農業をしているはずの彼女の剪定技術は
全く生かされず、小学校以来のワカメちゃんヘアーとなりました。
翌日の出勤日、眼鏡と暑苦しいマスクにこれぼど感謝したことはありませんでした。
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ほん(本)のちょっとコーナー
今回は絵本です
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  かみはこんなにくちゃくちゃだけど  ヨシタケシンスケ

ヨシタケシンスケさんの絵本は、子どもから大人まで楽しめます。
今回の絵本は、
左ページには、希望や願望  右ページには今の現実が描かれています。
やっぱり、現状をいくら見つめても、希望や望みは出てこないのかもしれません・・。

本文より
いつかかしゅになりたいの             かみはこんなにぐちゃぐちゃだけど
きょうはれいぞうこにプリンがはいっているの  せけんはくらいニュースでいっぱいだけど
なくしたとおもっていたピアスがでてきたの    パソコンのデータはなにもかもきえてしまったけれど

この絵本の刊行を記念し、
「かみはこんなにぐちゃぐちゃだけど」コンテストが開催されました。
ヨシタケシンスケさんが選んだ大賞は、
すなばでどろんこあそびしたい!  80さいだけど
でした
ほかにも・・
居酒屋でひとり酒をしてみたい      下戸だけど
甲子園球場でホームランを打ちたい! 高校球児を引退して4半世紀たつけれど
おかあさん、こえうんの「あれ」で遊びたい! 「あれ」のなまえはしらないんだけど

なんだか、とっても愉快になります



 金曜午後は、そらいろブログ♪
 来週の第2金曜日、13時に更新。
 新シリーズです。
 お楽しみに♡

くらげのクラクラひとりごと

2022.06.03 12:00|★本・雑誌・映像
金曜午後は、そらいろブログ♪

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くらげのくらくらひとりごと

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ワラビと、クラゲが
はっぴーの家・ろっけんに出会った~

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長い、長ーいトンネルを抜けると、そこは日本海・・ではなく、神戸の山中でした。
慌てて再び新長田を目指し、Uターン。
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迷い迷ってようやくひなびた商店街の先、6階建ての白と緑カラーのビル
"ハッピーの家、ろっけん"をはっけん。
ここは、空き家プロジェクト事業を活用した
基本は居室40のサービス付き高齢者向け住宅。
乳幼児、子ども、地域の人、訪問者、様々な人が集まるコミュニティ・スペース。

地域とともにをめざし、どんな場所にしたいかを子どもから高齢者まで
のべ100名以上に聞き取るワークショップを一年半かけ開催後、
2017年3月よりスタートしました。
代表者のお連れ合いさんによると
さあ、いろいろなことやるぞーと思っていたところに、コロナ感染が拡大、ストップ、
ただ、スタッフはマスク装着、消毒等するものの
入居者にはなるべく普段と変わらず過ごしてもらうため、マスク装着もお願いしてませんとのことでした。

入り口駐車場で、ハッピーの家代表・首藤氏を囲んで話しているベトナムの方々を見ながら
(来日した専門学校生たち、住まい探しで困っていたところに遭遇したスタッフが支援中とのこと)
短いスロープを上がり、引き戸を開けると、広がる靴、靴、靴・・
多い時は、靴がスロープまで流れ出るらしい。
シルバーカーで戸惑っていると、ケア・マネージャーの岩田氏が、靴の波を寄せてくれました。
モーゼの道をすすむとそこは、

ワン・フロワー・マジック、カオスの海が広がっていました。
大きなテーブルと囲むイスのいくつかの島 
はっぴーの家

正面には大きなテレビモニター、ピアノ、ソファー、キッチン、給茶サーバー、トイレ、居室や浴室、事務室につながっている・・
高齢の入居者さんは、思い思いに椅子や車いす、ソファーで、話したり、居眠りしたり、テレビ画面を見ていたり・・
パソコン作業をしているスタッフ、午前歯科診療があり、歯科技工士さん5名ほどでカンファレンス、
片付けと夕食の準備を進めているキッチンスタッフ、就職の相談(面接)をしている女性2名とスタッフ・・
就労希望者は基本的には受け入れ、入職後、資格を取得してもらうとのこと、
英語圏でないスタッフのため、初任者研修の講座を主催したこともあったそうです

ドキュメント・1.5時間
あるテーブルの高齢女性入居者4名
入り口の引き戸は開けてあり、頭上には回っている扇風機、寒いと若い外国人女性スタッフに交渉するが
換気のために必要なのでと、座る場所を移動した3名 
そのスタッフの短パン姿、言動に、文句が繰り返されます
果てしなく続く・・と思っていたところ
突然、ウクレレとiPadをもって、スタッフが、テーブルに登場
懐メロ、童謡・歌声タイムが始まります
入居希望見学者とみなされたクラゲも参戦
室内にいる高齢入居者が集まる、移動させることもありませんが
ひそかに拍子をとっている方もいたり・・
文句大会だったのが、3名+クラゲ 雰囲気も一変、手拍子をしながら歌います
それだけで、今日一日が良かった!輝いていたという気分になるから、不思議です。
楽しいひと時はあっという間、
手拍子して手が痛いとひとりの方がネガティブ口調で言われると、
手拍子はしなくてもいいし、強くたたかなくてもいいし
と、ウクレレ・スタッフ、他の入居者がなだめます、同じ言葉の交換のくり返し
午後3時になり、コーヒーが飲みたいねとキッチンスタッフに言うと、
今日は木曜日でコーヒータイムはありませんとあっさりと断られます
人によるよね、昨日、瓶にコーヒー、ミルクの粉はもうほとんど残っていなかったと
自らを納得させるように何度も繰り返し。
ただキッチン・スタッフは聞こえていたようで、お茶といただきもののお菓子を出してくれました。
こんなことは初めてとのこと。
と、また突然、学校帰りの小学生のピアノ演奏がはじまりました。
ただ、猫をふんじゃうことはできませんでした♪。

雰囲気を味わってくださいと、混沌の海に放り出だされること1時間30分、
しっかりした座り心地のよい椅子がなければ、クラゲは溺れていたことでしょう。

ようやく、やっとの、ケア・マネージャー・岩田氏のお話。
目の前の困っている人の課題解決を全力で取り組みたい
昨日も離婚相談に、見学者とともに対応しました。
視覚障害者が入居すれば、スタッフは同行援護の資格を取得・・
認知症の方も受け入れていますが、最近では看取りから、葬儀までも取り組んだそう
誰でも来られますが、見ず知らずの不特定多数ではなく、誰かに会いに来るのです。
リスクはあります。例えば、子どもがボールを転がすし、高齢者の転倒もありうる
けんかももちろん。
高齢者ご本人もご家族も納得して、入居していただいていますとのこと、
民間ならではの自由と、自由に伴うリスク、ひいては経営破綻を招く厳しさと。

岩田氏のお話が終わり、気が付くと、皆さん夕食中。カレイの煮つけのおいしそうな匂い・・
集中しさえすれば、周りは気にならなくなっていました。
見守りをしながらの事務仕事もできるわけです。

「おじいちゃん、おばあちゃんのリビングにしたい」
「異なるものは排除されがちだが、違和感が3つ以上集まるとどうでもよくなる」

など、代表の首藤氏は、"思い"をことばで発信しながら、前進あるのみの印象。

高齢者 障害児・者 児童・・ だけ隔離、閉ざされた空間に暮らすのは
おかしい、怖い、もったいない、つまらない、嫌だ とベーシックに思っているクラゲ
同じ時間を過ごしているのに相互理解が深まらない単なるスクランブル交差点にならないように
中身のある多様性を作っていくためには
リスクを最小限にとどめる努力をしながら、
リスクを含めての様々な人や発想の受け入れ、試みる日々の積み重ねの大切さを痛感しました。
"主催する者が、誰よりもわくわくしなきゃ"という岩田氏の言葉とともに・・。


ハッピーの家・ろっけん
所在地 神戸市長田区二葉町1丁目1-8
 電話 078-643-6558


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 金曜午後は、そらいろブログ♪
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 記者は、しおりんさんです。
 お楽しみに♡
★SORAって、こんなところ★

障害者地域活動スペースSORA

障害者地域活動スペースSORA
in 大阪府枚方市

いつ来て、いつ帰ってもいい、
ふらっと、立ちよってもらえる
居場所的なところ。  
困りごとを、相談することもできます。

くわしくは、下のページをクリック!

<SORAって、どんなところ?>
<SORAの場所と時間>
<SORAでは、相談もできます>

お問い合わせ

<SORA及び相談支援の利用、わらしべ会へのお問い合わせ>

SORA、相談支援、その他わらしべ会の事業のご利用等に関するお問い合わせは「社会福祉法人わらしべ会」ホームページ内メールフォーム、または同ホームページ内に記載してある電話番号・またはFAX番号までご連絡ください。


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